ダンベルとバーベルの違い、筋トレにはどっちがいい?



こんにちは!
運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。

健康づくりのトレーニングとして筋力トレーニング(筋トレ)が有効なのは周知のことだと思います。

もちろんマラソンのトレーニングとしても私は筋トレをいつもお薦めしています。

自重(負荷を持たずに自分の身体の重さだけ)の筋トレでもいいのですがやはり負荷をかけてやった方が効果は上がりますね。

ダンベルとバーベル

筋トレの為のウェイトトレーニングには機械を使ったマシントレーニングとダンベルやバーベルを使ったフリーウェイトに代表されます。

私はフリーウェイトをよく使います。
自分のトレーニングと会員さんのトレーニングでも。

フリーウェイトには大きく分けて「ダンベル」と「バーベル」があります。一度は使ったことがあるのでは?

「トレーニングやった!」って感じになりますよね!(^^)!

ダンベルとバーベルの違いは?

こんな質問をいただきました
「胸や腕を鍛えたいんですけどダンベルとバーベルどっちがいいですか?」

「ダンベルだと軽い重さしか持てないんですけど。」

ジムでトレーニングに励んでる方からありがちな質問ですね。まあ、ダンベルとバーベルは別の物ですから使い方も効果も違ってきます。

ただ、筋力トレーニングの2大ツールですから、何かと比較されますね。では両者の違いを見ていきましょう。

ダンベルはバーベルより自由度が高い

まず一番の違いはダンベルはバーベルより自由に動かせる事です。

自由な動きができるということは、それだけ人間本来の動きに近い動きでトレーニングが出来るということです。

その分、主動筋以外の他の筋肉もうまく使いながら動かすことが必要になってきます。筋肉をバランスよく使う能力も必要になり、そして鍛えられます。

例えばダンベルベンチプレスはバーベルベンチプレスより低い位置まで負荷を下ろせます。肩関節の可動域が広くなるわけです。

両手が別々に動きますので安定させるために体幹や下半身の筋肉も、より動員させなければなりません。

ダンベルという不安定な負荷を持ち上げるにはバーベルよりも多くの要素が必要になってくるのです。よって、扱える重量はバーベルよりも軽くなります。

ダンベルベンチプレスだとバーベルベンチプレスの3分の2くらいでしょうか。

重量に換算すると
バーベルベンチプレスで60kgの人はダンベルベンチプレスだと
片手で20kg、両手合計で40kgということですね。
これもかなり慣れている方の場合です。

ですから、バーベルベンチプレスと比較してダンベルベンチプレスが軽い重さになってしまっても当然のことなのです。

どちらがいいかということではなくて、トレーニングの趣旨がどうであるかによって選択するということですね。

主はバーベル、補助的にダンベル

さて、バーベルについてもう少しコメントしましょう。

やはり、バーベルは安定感があります。可動域がダンベルより狭いといっても基本的なトレーニングには十分です。

安定感があるといってもマシンと比較すると不安定でバランス能力も必要です。

初めてバーベルベンチプレスを体験する時などは、ふらふらしてバーベルをうまくコントロールできないものです。

よって、おおもとのメイントレーニングはバーベルで、
補助的トレーニングをダンベルでという考え方でいいと思います。

ダンベルは、より自由度の高いトレーニングができますが、効果を計りにくいということもあります。持つ位置やちょっとした動きの違いによって上げられる重量も変わってしまいます。

バーベルは自由度は落ちますが、効果がわかりやすく、
何キロ上がった!何回できた!
というふうに比較しやすくモチベーションも上がるのではないでしょうか。

ただし、それはベンチプレスやスクワットといった大きな筋肉を鍛える時の話です。

目的に応じて使い分けよう!

ダンベルは持ち上げるといったトレーニング以外にも負荷として活用できます。

バリエーションでいえば、初心者向きということにおいてもバーベルよりダンベルの方が豊富かもしれません。

ダンベルはそれを手にもってウォーキングなんかもできますよね。

要は目的に応じて使い分けることです。
ダンベルとバーベルは別のツールです。

いろいろと試して自分にあった方法、その時々にあった方法を見つけ出してください!

 

サミー大塚(大塚聡)プロフィール

略歴
1961年5月生まれ
早稲田大学教育学部教育学科体育学専修卒
早稲田大学大学院人間科学研究科(健康科学専攻)修了

 

 

1986年~ 民間フィットネスクラブにて指導責任者、経営責任者として勤務
1996年  独立し、運動生理学研究活動をしながら開業準備
2000年~ サミーコンディショニングスクール設立。
2009年  (株)サミープロジェクト設立。
2009年  一般社団法人 日本生活体力推進協会理事長就任
2012年  東京都千代田区三番町に「サミー大塚パーソナルトレーニングスタジオ」開設。

資 格

人間科学(健康科学)修士
教育学士
NSCA-CPT(パーソナルトレーナー)
NSCA-CSCS(ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
日本体力医学会健康科学アドバイザー
厚生労働省ヘルスケアトレーナー
中学・高校保健体育教員
国際救命救急協会救急心肺蘇生法取得者

活 動

健康関連事業、特に運動指導に重点をおいた活動に力を注いでいる。
Wasedaウェルネスネットワーク研究員としても活動。
・パーソナルトレーニング
・運動指導者の育成
・「からだづくり教室」の運営
・講演・セミナー
・企業への健康事業アドバイス
・学校の運動、健康関係へのアドバイス
・インターネットによる情報配信

スポーツ選手、学生、高齢者等多岐にわたり運動生理学に基盤をおいた安心で信頼のおける指導をモットーとしている。
医師との協力関係により医学的見地からも個人の身体を尊重した指導を心がけている。そして何よりも「楽しさ!」を第一にした運動指導が一番の特徴である。

主なメディア出演等

マラソン指導に関するもの
NHK「おはよう日本」にて初心者向けマラソン指導が取り上げられ話題に
・TBS 世界バリバリ☆バリュー 出演者のマラソンパーソナルトレーナーとして
<OZマガジン>に「初心者のためのマラソン直前アドバイス」掲載
・auスマートスポーツのマラソン指導パーソナルトレーナーとして参画
中高年初心者向けの走るためのCD「ハッピーランニング(ワーナーミュージック)」監修

その他
・「知られざる国民病ロコモ症候群」(小学館)第4章共著
・財団法人日本ボールルームダンス連盟主催<幕張メッセにて>「ダンスにおける障害予防トレーニング」講師
・読売テレビ「ミヤネ屋」に家庭でできる運動の企画で出演
・フジテレビ みのもんた危機一髪SOS 運動生理学コメント
・フジテレビ なまあらし 運動生理学コメント
・テレビ朝日  ニューススーパーJチャンネル 主催する中高年身体づくり教室が紹介される。
・日経産業新聞 「狙えアクティブ・シニア 上」中高齢者の運動教室についての取材
・静岡県磐田郡佐久間町45周年記念要覧(長寿の町)にて活動が掲載される。
・テレビ朝日 人気者でいこう!運動生理学コメンテーター

現在、東京都千代田区三番町にてパーソナルジム
サミー大塚パーソナルトレーニングスタジオを主催
徹底した個人指導やグループレッスン、お友達同士やお仲間数人でのオーダーメイドプログラムで目標に向けての身体づくりサポートを行っています。
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