痩せるため！ダイエットの一環としてのマラソンは間違い？！それよりも大事なこと

はじめまして！
運動指導研究家の大塚聡（サミー大塚）です。

本日からこちらのサイトrunrun8にて不定期ですがマラソンのみならず健康やスポーツ、運動全般に役立つ情報をお送りしていきますので宜しくお願いいたします。

今日のテーマは「ダイエットより体力向上」です。

近年「痩せるため！ダイエットの一環として！」としてマラソンを始める方が非常に多く見受けられます。

しかしマラソンを通してのダイエットを私はあまりお薦めしません。

それは、なぜか？
それを今回はお話ししたいと思います。

そもそもダイエットとは？

梅雨も明けて夏になるとボディラインが気になる季節ですね。

そうすると
「スリムな方がカッコいい」
「ダイエットしなくては」
と体型が気になります。

しかしダイエットとは、もともとは食事を管理して体重を減らしていくことでしたが、いつしか運動をして体重や体脂肪を減らすこともダイエットという表現が使われ出しました。

おそらく、最初は何も分からず多くの人達が「体重を減らす行為をダイエット」と呼んだことが始まりだと思われます。

今では食事と運動で体重や体脂肪を減らすことをダイエットと表現することが普通になってきました。

まあ、こんなところがお決まりのフレーズですね。

でもこのお決まりのフレーズはとっても重要で、まさにこのとおりなんです。これを実行していれば健康生活そのものです。

では何が問題なのでしょうか？

それぞれ詳しく見ていきましょう。

有酸素運動は脂肪を燃やします。が・・

 しかし運動のエネルギー源として効率よく燃やされたとしても、もう一つのエネルギー源である糖質と半々なのです。

つまり100kcal消費しても糖質50kcal、脂肪50kcalが消費されるということです。

それもかなり効率よく脂肪が使われたとしてです。

実際、運動でのカロリー消費はたいてい糖質の方がたくさん使われます。体脂肪を1kg減らすには約7700kcalの消費が必要です。

まあ、お手軽にはいかないことはお分かりですよね。

筋トレは確かに基礎代謝を高めます。が・・

しかし、それは微々たるものなのです。
消費カロリーが増えるようなことはあまり期待できないのです。

それなのに・・・

●●で体脂肪がガンガン燃える！
●●筋トレで驚異のダイエット！

なんて言葉や文字がそこらへんに散乱してますよね。
けど短期間にお手軽にダイエットはできないのです。

な～んだ、運動ってそんなに効果がないんだ・・・と、がっかりされる方がいるかも知れませんが、そんなことはありません。たしかに効果はあるのです。

？？？？？と思われるかもしれませんが、

・ダイエット
・痩せる
・体型を変えたい

ということに、それもかなり短期間に効果を期待するからいけないのです。

そして、あたかも短期間でそうなるがごとくの広告もよくありませんね。

そんな紛らわしい世の中の雑音に運動の効果を埋もれさせないで下さい。

痩せるためやダイエットではなく「体力向上」を主眼においてマラソンを行ってみて下さい。

さあ、今日のテーマを思い出してください。
「ダイエットより体力向上」でしたね。

もちろんダイエットをきちっと実行することは素晴らしいことで、それがいけないと言っているわけではありませんのでくれぐれも誤解のないように。

運動の計り知れない効用

ではダイエットという言葉をちょっと隠して考えてみてください。
運動の計り知れない効用がクローズアップされてきますよ！

脂肪を燃やす有酸素運動

例えば代表的なウォーキング＆ジョギングの効果を見てみましょう。

まだまだ効用はあります。

自分に合った距離やスピードでウォーキングやジョギングを1ヶ月も続ければ身体の変化に気づくはずです。いや、一週間で気づく人もいると思います。

筋トレ

例えば腹筋運動

・最初は10回しかできなかった。
↓
・毎日続けたら15回が楽になってきた。
↓
・いつのまにか30回も楽々。
↓
・姿勢がよくなった。
↓
・腰痛がなくなった。

こんなことがあるわけです。

要するに体力が向上するのです。
体力が向上するって嬉しいですよ！

自分の体力が向上していく喜びを感じることができれば運動も継続できます。

例えば、必ず駅は階段を使う。最初はシンドイですが、比較的短期間に慣れてきて楽になってきます。

そういった簡単なことからでいいんですよ。
まずは体力向上を楽しんでみましょう。