フルマラソン完走の為に!正しいランニングシューズの選び方



フルマラソン完走のためにもランニングシューズ選びは重要です。間違った選び方をすると、怪我はもちろんのこと、むくみ関節痛にも繋がります。しかしランニングシューズは種類があり過ぎて迷いませんか?

人気メーカーだけでも軽く10種類はあります。値段もピンキリで安いものは3千円。高いものは2万円以上します。ここではフルマラソンを完走するために、初心者に知ってもらいたい正しいランニングシューズの選び方をご紹介します。

ランニングシューズの特徴を知ろう!

まずは選び方の前提として、ランニングシューズにはどのような特徴があるのか見ていきましょう。普段のスニーカーやカジュアルシューズとの違いはどこでしょうか?

簡単に分かる違いとしては、クッション性ではないでしょうか?スニーカーは歩く為に作られていますので、そこまでのクッション性は必要ありません。但し走るときは軽いジョギングであっても片足にかかる負荷は、体重の約3倍!それが長時間ともなると、関節などの痛みに通じますね。その他2点、特徴をご紹介します。

通気性

ランニングシューズはメッシュ素材がほとんどですね。そのおかげで、非常に空気がよく通り、足の蒸れを防ぎます。さらに軽さにも一役買っており、尚且つ丈夫なんです!

安定性

靴の中で足が動くのを防いでくれます。なので、足の力がダイレクトに推進力へと変わります!足の負担も減りますし、足裏と地面の感覚も掴みやすいです。

ランニングシューズを選ぶポイント

初心者のありがちなミスを紹介します。それはプロのランナーが履くような、非常に軽いシューズを選んでしまうことです。もちろん軽い方がマラソンには有利ですが、初心者にはまだ早いです!

軽ければ軽いほど、クッション性は少なくなるのです。まだ走るための筋肉が出来上がってない初心者の方は、軽すぎるシューズはおすすめできません。

私自身マラソン開始2カ月くらいで、少し高めのシューズ(1万円程)を買いました。例にもれず軽いタイプです!するとすぐに脚がむくみましたね。足裏への刺激が強いこともありますが、底が薄いので足首など、これまで使ってこなかった筋肉を酷使した結果だと思います。やはり最初の頃はクッション重視ですね!

初心者の為のフルマラソン完走のコツを以下の記事にまとめてあります。ご参照ください。

マラソン初心者がまず最初にすべき練習は?

シューズ選びは専門店で

今は通販でシューズを購入される方も多いかと思います。種類が豊富なので、利用するのは便利ですよね。但し履き心地など、シューズによりますし、ヒモの締め具合など定員さんに見てもらう方が無難です。特にスポーツ専門店がおすすめですね。

自分の足に合ったサイズを選ぼう!

自身の足のサイズってご存知でしょうか?正しいサイズどころか、測りかたも分からない。といった方が多いと思います。そこで、自分の足のサイズの正しい測り方の紹介です!

自分の足のサイズを把握!

デザインや性能は魅力的ですが、自分の足に合ったシューズを選ばなければ、むしろマイナスな効果が出てしまいます。力が入らないのは言うまでもないですが、靴擦れなど怖いですよね。

測定するのは「足長」と「足の周囲」の二つ!

「足長」とは、かかとから、足指の1番長い箇所までの距離です。1番長い箇所は人によりますね。私の場合は中指でした。測るコツとしては、かかとを壁につけて、つま先に定規でも箱でも、何かを置いて印をつけてください。後はメジャーで測るだけですね。

「足囲」とは、足裏と足の甲を横から、1周させた長さのことです。測る箇所は親指の付け根小指の付け根2カ所です!簡単に言うと足の中で最も幅が広くなっているところですね。

測るコツを紹介します。メジャーだと固く、痛いですし正確に測ることは難しいです。まずは柔らかいヒモを使って周囲を測ってください。後はそのヒモを伸ばすと正確に測れますよ。

サイズを測るコツ

実は人の体は左右で若干のずれが生じています。片方の足が少し長いなど、実は均等なことは少ないです。選び方は大きい方のサイズに合わせると、しっくりきますよ。

靴下は履いた状態で

マラソン時に使う靴下を履いた状態で、シューズを選んでください。靴下1つで随分サイズが変わります。厚い、薄いなど様々ありますね。

実寸より少し大きめのサイズが定番

あまりキツキツの靴の場合、血管を圧迫してしまう恐れがあります!そうならない為にも、つま先を約1cmほど余裕を持たせるとフィットします。

正しいランニングシューズを選んで、トレーニングをすると効果が倍増します。効果的なトレーニング方法は以下の記事をご参照ください。

私が実践しているフルマラソン練習

ランニングシューズの横幅サイズを選べる

さらにスニーカーにはない、ランニングシューズの特徴として、全体のサイズとは別に横幅のサイズを選ぶことが可能なんです。

Eという表記で表されてます。Eは標準で、2Eは少し幅広、3E~4Eもありますが、かなり広めの設計となっています。

ランニングシューズは大きめのサイズが多い

気にいったシューズが見つかってもサイズが合わない。ということはよくありますね。ランニングシューズの場合、製造元が海外のせいか、大きめのサイズが充実している印象です。

私の場合、靴のサイズが25.5です。でもランニングシューズの1番小さいサイズって26からの場合が結構あります。

そこで考えたのが、女性用の全くデザインの同じシューズで合わないかな?ということ。試しに店員さんに聞いてみると、サイズが合えば問題ないそうです。但し女性用のシューズは幅が狭く作っていることが多いのです。なので、ピッタリのサイズを見つけるのは難しかったですね。

対策としては、同じ機能のシューズで色違いを買うことです。1つ前のモデルであっても、色だけ違うことはよくあります。私の場合、そのモデルには25.5cmのサイズがありました!

初心者におすすめのランニングシューズを紹介

まだ、マラソン経験が浅く、筋肉が十分でない初心者の方は、とにかくクッション性の高いシューズを選ぶと間違いありません。ランニングで生じる膝や腰への負担を軽減してくれますよ。さらにクッション性の高いシューズの場合、少ない筋力でも大きな推進力を生むことが出来るのです。

メーカー別で紹介!

フルマラソン初心者におすすめのランニングシューズを5つご紹介します。各メーカーごとに特徴がことなるので、ご自身に合ったシューズが見つかりますよ。

ナイキのランニングシューズ

特徴として、シューズの横幅が狭いです。なので専門店での試し履きを強くお勧めします。通気性や軽量化はもちろんですが、なんといってもナイキのマークがスタイリッシュですよね。継ぎ目がなく柔らかな肌触りの「エアマックスシリーズ」や、戻るクッションが特徴の「ズームシリーズ」が人気です。

リーボックのランニングシューズ

スニーカーが人気のリーボックですが、ランニングシューズも高い評価を得ています。中でも空気を注入してどんな足の形でもフィットさせる「ザ ポンプ テクノロジー」は足と靴の一体感は次世代ランニングシューズといえるでしょう。

ニューバランス(new balance)のランニングシューズ

ロゴの「N」がカッコいいですね。カラーバリエーションやデザインも人気が高いニューバランスです。機能面での大きな特徴は、独自のソール素材を使っており、高いクッション性にもかかわらず、非常に軽量となっています。

ビブラムファイブフィンガーズ

奇抜なデザインが特徴的な5本指のシューズです。他にはない「裸足感覚」で走れます。通常タイプのシューズよりも多くの筋肉を刺激し、バランス感覚や足腰の強さを鍛えることが可能です。外反母趾の解消も期待できますね。

そしてつま先を使って走ることによって、ふくらはぎの筋肉を多く使うことが可能です。マラソンはふくらはぎを使っているようにみえて、実はほとんど使っていない場合が多いです。練習用として「ファイブフィンガーズ」を使うとより効果的なトレーニングが可能です。

アシックス

「日本メーカー」の知名度が高いランニングシューズです!日本人の足に合った作りになっており、しっかりフィットする方も多いのではないでしょうか?かかとをしっかりホールドし、衝撃を中心に移動させる「ガイダンスシステム中敷」が特徴的です。「アシックスストライプ」というラインが交差したロゴが人気です。

まとめ

ランニングシューズの選び方や特徴を見てきました。軽さに惑わされず、クッション性やフィット感などもよく注意してみてください。また、デザイン面も重要と思います。気に入った形ですと、マラソンの際テンションがあがります。さらに明るい色の場合は事故などのトラブルを防ぐ効果も期待できます。

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